キスの日2024 いつ 由来や意味は?
日本では、4月1日のエイプリルフールや5月1日のメーデーなどメジャーなものから、5月12日のアセロラの日のようなマイナーなものまで、様々な記念日があります。
最近はツイッターなどSNSを眺めているだけで、「〇月〇日は〇〇の日ですよ~」なんて情報が、日々自然と目に入ってくるので、聞き覚えのある記念日も多いと思います。と同時に、「色んな記念日があるんだなぁ」と実感される方もいらっしゃるでしょう。
ところで、そんな記念日の中に「キスの日」というのがあるのを、皆さんはご存知でしょうか?
私自身、キスの日の存在を知ったのは知人とのSNS上のことで、「日本にも情熱的な記念日があるけど、なんの日か知ってる?」と聞かされ、はじめて知ったのですが、コレ、日本で出来た記念日らしいんですよ。
記念日の中には、先述したエイプリルフールのように、外国からやってきたものも多いですし、キスは外国の文化、というイメージだったのでキスの日もきっと外国から来たものだと思ったのですが、聞くと実はそうではないそうで…
でも、この会話の中ではそれ以上の詳細は不明だったので、キスの日が、いったいどういった経緯で生まれたのか、物凄く気になってしまいました…
というわけで、今回はこのキスの日について、とっても気になる2024年のキスの日はいつなのか、どういった経緯で記念日になったのか、その由来や意味などなど色々調べてみましたよ!
私と同じく、キスの日ってなんなの?どういう記念日なの?と気になっている方は勿論雑談の話題のタネに面白い記念日の情報を集めているという方もぜひ、読んでみてくださいね!
2024年のキスの日はいつ?
前項では、キスの日について、意外な由来や意味、そしてキスの日にはイベントやキャンペーンがあることもある、と紹介しましたが、そうなると、2024年のキスの日がいつなのか、気になりますよね。
というわけで、調べてみました。
今年のキスの日は…
2024年5月23日(木)
火曜日なんですね…。
もしかしたらイベントなどがあるかも?ということを考えると、金曜日とか、週末のほうが嬉しい気もしますが、まあこれは仕方ありません。
むしろ、水曜日って平日のど真ん中で、「まだまだ仕事だ…」と思って一週間の中でも特に憂鬱になる曜日なので、そこを「そういえば今日ってキスの日だよね~」と、楽しいネタのひとつとして使ったり、休憩時にキスチョコなどの、キスの名前のつくお菓子を食べたりして職場での話題や気分を盛り上げるのに、使ってみてはいかがでしょうか?
キスの日ってどんな記念日?その由来や意味は?
キスの日とは、毎年5月23日に定められている、日本の記念日のひとつです。
なぜ、この日が日本でキスの日に決まったのか、由来や意味を調べてみたところ…
昭和21年(1946)、日本で初めてキスシーンが登場する映画が公開された、記念すべき日として、この日がキスの日と定められたから、だそうです。
「え~、映画でキスシーンがあったくらいで、記念日に?!」と思われる方もいるかもしれませんね。
そこで、もう少し詳しく調べたところ…以下のことがわかりました。
その日本で初めてキスシーンが登場した映画は、
『はたちの青春』(佐々木康監督)。
どんな内容の映画だったのか、あらすじを簡単にまとめると、
勤めている会社の部長の息子が、自分の娘を見初めた…!という噂に踊らされたケチで勝手な父親が、自分の娘とその彼氏を別れさせようとするものの、
2人は愛し合っていて別れず、様々な妨害も耐えぬき、色々ありつつ結局最後は娘と彼氏は結婚する…
という、今の感覚からすると、お堅い雰囲気のラブストーリーです。
しかし、その中に、日本の映画で初となる、キスシーンが含まれていたので、それが「映画でキスするんだって!」「すごいね!」と、大変な話題となりました。
ちなみにこれはキスとはいっても、オキシドールを染みこませたガーゼを挟んで、俳優さんと女優さんが直接唇が触れないように撮られたもので、今考えると大胆でも何でもない、むしろ控えめなラブシーンだったのですが…
それでも、当時の観客は興奮し、また困惑もしましたし、映画人や評論家の中でも歓迎や批判があがるなど、当時の社会や人々にとってこのキスシーンは、物凄くセンセーショナルな出来事だったのです。
なお、この映画は元々はキスシーンが無い予定だったのですが、当時の日本は敗戦間もないころで、GHQによる様々な政策や指導が進められており、このキスシーンも、このGHQによる指示で入れられたものでした。
「日本人が恋愛や情愛の面でもコソコソせず、堂々と自分の欲望や感情を人前で表明することが、日本人の思想改革には不可欠」…そう、GHQは判断し、映画にキスシーンを入れることを指示したんですね。
つまり、GHQがわざわざそう指示してくるくらい、当時の日本人は控えめというか、他人にキスを見せたり、見るなんて、考えられない、という人が多かったのでしょう。
映画にもGHQが口を出してくるとか、キスシーンだけで映画が大きな話題になるとか、今の時代に生きる者としては考えられないことですが、しかしこれが、日本人のそれまでの感覚や価値観をガラリと変える大きな衝撃になった、ということは、なんとなく想像できますよね。
だからこそ、この日が『キスの日』という記念日になったのにも、
とても納得がいきます。
ちなみに…
調べたところ、こうして記念日とされたキスの日ですが、現在、キスの日だから特別に何かを心がけましょうとか、キスしましょうとか、そういった記念日ならではのスローガンとか目的みたいなものは、特に無いようです。
しかし、キスの日には一部のお店でイベントが開かれたり、一部のお菓子メーカーがキャンペーンをしたり、SNSで盛り上がったりしていますよ。
気になった方は、チェックしてみてはいかがでしょうか?
世界にもキスの日はあるの?
日本のキスの日は5月23日で、初めてキスシーンのある映画が公開されたから、という話を先にご紹介しましたが…
では、外国というか世界にはキスの日は無いのか?っていうのも、気になりますよね。
冒頭にも書いたように、キスって、なんとなく外国のものってイメージがありますけど、日本人と違って、日常的にするものなら、わざわざ特別に記念日なんか作らない気もするしでも普段からするくらい大切にしているなら記念日がある気もしますしね…というわけで、調べたところ、
世界にも、キスの日はありました!
というか、世界的に共通のキスの日は7月6日であるとされており、世界キス・デーという名前の記念日になっています。
今年は、2024年7月6日(土)が、世界キス・デーになります。
なお、この世界キス・デーの起源はイギリスで、19世紀末に、愛が芽生えたひとつのあらわれとして、個人的お祝いにキスが相応しいものである、と見なされたことがはじまり…とされています。
そうして出来た世界キス・デー、今では世界中の多くの都市で、各種プレゼントや賞が用意された、キスに関するコンクールが開かれます。
内容は、キスの長さや美しさ、オリジナリティを競うとか、ユニークなものが多いそうですよ。
しかし、オリジナリティのあるキスって、どういうものなんですかね。なんだかちょっと気になりますよね…。
見てみたい方は、7月6日にネットやSNSで、キス関連のコンクールなどを検索してみると、楽しく、またロマンティックな発見があるかもしれませんよ!
以上、キスの日について、
その由来や意味、2024年はいつなのか、世界のキスの日は?など気になることを調べてまとめてみました。
キスの日ってなんなの?と思っていた方、ぜひ、お役立てくださいね。
ちなみに、私は今回調べた内容は、どれも知るたびに「なるほど!」と思たのですが日本のキスの日の由来や意味が、現在とは全く違う、当時の社会や人々の価値観、そこからの変化していくきっかけを想像させるものであったり、また、そんな日本のキスの日と、世界キス・デーの意味の違いなどが、調べていて、特に面白いと感じました。
初めて観る映画のキスシーンに人々が衝撃を受けた!という記念日と、「個人的お祝いにはキスが相応しいよね~みんなもそうだよね」という、記念日、どちらもキスと名のつく記念日なのに、文化の違いのせいなのか、かなり差がありますもんね。
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