予定外の人から年賀状を頂いたものの、既に年賀状を出すには遅すぎる時期だったり喪中で年賀状を出す事が出来なかった方に、季節の挨拶状を出したい場合などには寒中見舞いを出すことになりますよね。
でも、この寒中見舞いって、出す年もあれば出さない年もあるせいか、いざ出そうとすると、適切な時期がいつからいつまでなのか、とか、寒中見舞いの時期をうっかり過ぎてしまったらどうするのかとか、案外、知っているようで知らない事に気が付いて、「あれ?いつから出すんだっけ?」と、困る方も居られるのではないでしょうか?
また、「寒中見舞いっていつから出すんだっけ?」と誰かに訊いても、人によって「寒い時じゃない?」とか「年賀状が終わったら」とか大抵答えがバラバラなのも、余計に困惑してしまう原因のひとつだと思います。
せっかくの、大切な人に送る季節の挨拶状なのに、変な時期に出して、相手から「マナー違反だよ!変な人!」と思われては困りますし、適切な時期がわからないままでは、不安になってしまいますよね。
そこで、今回はこの、案外知っているようで知らない、寒中見舞いの時期について出すのはいつからいつまでなのか、調べてみましたよ。
2024年の寒中見舞いに早速使えるように、2024年の日程も含めてなるべく分りやすく、詳しく、まとめてみましたので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
寒中見舞いの時期はいつからいつまで?
寒中見舞いの時期は、一般的にはいつからいつまでなのか、について早速調べてみたところ…
年賀状を出すお正月期間である松の内が1月7日に明けますから、寒中見舞いは、その後の1月8日~2月4日に届くように出すのが一般的なようです。
これは、毎年同じなので寒中見舞いを出す時期も、2024年1月8日~2月4日 ←こちらでOKです。
しかし、こんな毎年時期が変わらない寒中見舞いなのに、何故か、はっきり覚えられないんですよね。
また、誰かに「寒中見舞いはいつから?」と訊いても、人によって答えが違ったりして、混乱してしまいます。一体、どうしてなのでしょうか…?
その原因が気になり、探ってみたところ、それは、寒中見舞いは「寒中」に送るものだけれど、松の内の期間と被っていることや、松の内には地域差がある、ということに関係がありそうです。
これについては、次項以降に詳しく解説していきますね。人によって答えが色々違う理由を知れば、もう惑わされずに済みますよ!
寒中見舞いの「寒中」とは?
寒中見舞いとは、基本的には、その名の通り「寒中」に送るもの、とされています。この寒中とは、暦の二十四節気(にじゅうしせっき)の中の小寒と大寒の期間のことです。
ちなみに二十四節気とは、1年を24に分けて、その分割点を含む日に季節を表す名称をつけたものです。
小寒や大寒の他にも、たとえば立春とか春分とか、夏至、などもありますよ。そう、カレンダーで季節の変わり目の日によく書いてあるアレですね。
それで、この小寒や大寒ですが、毎年、小寒はおおよそ1月6日~1月19日、大寒もおおよそ1月20日~2月3日と、だいたい時期は決まっていますが、必ず6日や20日から始まるわけではなく、その年によって5日や21日だったり、微妙に日付が変わることがあります。ちなみに、調べてみた結果、2024年の小寒と大寒は以下の時期でした。
小寒…2024年1月6日~1月19日まで
大寒…2024年1月20日~2月3日まで
ですので、2024年の寒中見舞いは、本当はこの小寒を大寒を合せた、2024年1月6日~2月3日までの間に出すものなのでは…?でも、松の内は1月7日までだから、1月6日だとお正月と被っていて早すぎるし…と混乱された方も、居られるのではないでしょうか?
どうやらこれが、前項で書いた、寒中見舞いを出し始める時期が、一般的には1月8日~とされている理由のようです。
寒中見舞いは寒中に出すものとされているけれど、寒中始まってすぐに出すと、まだ松の内で早すぎるから、と考える人が多く、松の内が終わるのを待ってから出すのが一般的になった、というわけですね。
しかし、1月6日に出すのも、必ずしも間違いとかマナー違反ではないんですよ。また、この1月8日~というのも、地域によっては実はまた少し違ってきます。
寒中見舞いの出し始めの時期は諸説ある
前項までで、寒中見舞いの時期は一般的には1月8日~2月4日、しかし小寒が始まる1月6日から出してもマナー違反ではない、と書きました。
そう、寒中見舞いをいつから出すか、出し始める日というのは、一般的には1月8日からという一応の基準はあるものの、それ以外にも諸説あるんです。
ここでは、その寒中見舞いの出し始めとされる、それぞれの日について、理由などを詳しく解説していきます。
1月5日~
寒中見舞いを出し始める日としては、一番早い日程です。
これは、前項でもご紹介した「小寒」の始まりを根拠とした、出し始めの日となります。ですので、先に書いたように、1月5日に寒中見舞いを出しても、決してマナー違反ではありません。
しかし、一般的には1月7日までは松の内でまだ正月ですので、それに被っている5日は、やっぱりちょっと寒中見舞いには早い、と感じる人が多いようです。
1月8日~
1月7日の松の内が終わるまではまだお正月なので、寒中見舞いはそれ以降の1月8日から出し始めよう、という考え方からきている出し始めの日です。
多くの方が、これと同じことを考えたため、現在ではこの日程が一般的になっています。
どうしても早く出さなければならないという理由が無いなら、寒中見舞いは、この1月8日から出すのが無難です。
1月16日~
一般的には、松の内は1月7日までとされていますが、たとえば関西などの一部地域では、小正月である1月15日までを松の内としているところもあります。
そういった地域の方に寒中見舞いを出す場合は、この1月16日から送ります。
また、寒中見舞いを日本全国色々な地域に一斉に送りたい場合も、この1月16日なら、全ての地域で松の内が終わっていますし、1月7日が松の内の地域も、お正月から日が程よく空いて年賀状と寒中見舞いの区別がつけやすいので、この日以降に出すのがいいかもしれませんね。
以上三つが、寒中見舞いをいつから出すかについての日程と、その理由でした。
理由を知らないと、「どれが正しいの?!」と混乱しますが、こうして寒中の期間についてや、出し始めとされる日のそれぞれの理由を知ると自分はいつから出すのがいいのか、落ち着いて、きちんと判断ができますよね。
なお、出し始めの日は3種類ですが、寒中見舞いがいつまでか、というのは全て同じで、大寒が終わる2月3日までとなっていますよ。
寒中見舞いの時期をを過ぎてしまったら…?
さて、これまで、寒中見舞いはいつからいつまでに出すのか、どちらかというと、早く出すならいつから出し始めてOKなのか、について、色々書いてきましたが…
お正月が明けたら、時期的には年度末に突入ですし、仕事も忙しいので早めに寒中見舞い用意しよう!と気持ちだけはあったのに…、気づいたら寒中見舞いを出す時期が終わっていた…!
忙しい時期にはよくあることです…^^;
しかし、その場合、「出せなかったから、いいや」と諦める必要はありません。
寧ろ、寒中見舞いを出そうとしていたという事は、それだけ大切な相手ということなのに、時期を過ぎたからといって何も出さないのではその大切な相手に対して、失礼なので、諦めずに、ちゃんと出してください。
ただし、その場合に出すのは寒中見舞いではなく、「余寒見舞い(よかんみまい)」というものになります。
余寒見舞いは、寒中見舞いの時期を過ぎた挨拶状のことを指しており、出す季節は、立春以降の寒さが続く時期、とされています。
立春は毎年2月5日頃で(2024年は2月4日です)、その後寒さが続く時期ですから、
余寒見舞いは、2月6日~2月下旬頃までに送るのが一般的ですよ。
ちなみに、時々余寒見舞いを3月に送るものだと思っている方がいるみたいですが基本的には2月までです。
余寒見舞いは寒い時期、冬の季節に送るものなのに、3月だと、地域によってはまだ寒いところもあるにしろ、一般的なイメージだともう春というイメージですしね。
寒中見舞いを出しそびれてしまった方は余寒見舞いをお忘れなく!
以上、寒中見舞いを出す時期について、まとめてみました。
一般的な日程の他、その根拠となる寒中の期間についてや、松の内の日程との絡み、地域差、などについても色々書きましたので、ぜひ参考にして頂ければと思います。
寒中見舞いを出す時期は、記事中にも書いた通り、人によっても、地域によっても少し違いますが、その理由や、一般的にはいつから、というのを知れば、今後はしっかり理由と共に、それぞれの日程も覚えられますし、出す相手やその地域に合わせて、一番良い時期に寒中見舞いを出す事が出来ますよ。
今までなかなか寒中見舞いの時期についてはっきり覚えられなかった方も、誰かに訊いたら色んな答えが返ってきて混乱した!という方も、2024年の寒中見舞いを、「この日に出すのはマナー的に正しい」と安心して出すために、この記事の内容を、ぜひお役立ていただければ嬉しいです^^
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